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KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

今日の出来事もいつの日にか懐かしい

週は7日で構成されるが、そのうち本気で仕事するのは3日ほど。
そう語った事業主の言葉をときおり思い出す。

週の序盤から終盤まで四六時中働き通しの書類屋であっても、その事業主の真意のようなものがとてもよく理解できる。

投手であればクリーンナップに対峙したとき張り詰める。
そんな例を挙げればニュアンスが伝わりやすいかもしれない。

この日、週の半ば水曜日。
わたしにとってちょうどクリーンナップを迎え撃つ日となった。

決まれば数年越しとなる大仕事の打ち合わせ。
その初っ端の顔合わせであるから、本気出力の大一番といって間違いない。

朝10時からの面談に備え夜中とも言える時間から事務所に繰り出し最後の詰めに全精力を傾けた。

そして直前まで目一杯まで張り詰めて、いざ場に臨んで蓋を開ければいつだってそう。
会って数分、最短距離で打ち解けて意気投合。
和やかな雰囲気のまま話はまとまり、ここ一番に向けての努力は晴れて実ることとなった。

打ち合わせ終え、ホッとすれば腹が減る。

場所は新深江。
このあたりにちょうど美味しい中華そば屋があった。
名は住吉。

記憶を頼りに辺りを探すが、それらしき店が見当たらない。

あきらめかけるが、数十歩歩いた先に似た店構えの中華そば屋があった。
暖簾に光洋軒とある。

迷わず入ってカウンターに腰掛け、メニュをざっと見てこれまた迷うことなく一番高い大盛りチャーシューを注文した。


いわゆる高井田系。
麺が極太でスープが濃い目。

どれだけ食べても麺が減らない。
そんな食べ応えに恍惚となる。
ラーメン・ハイとでもいった状態。

スーツを着ているから汗ばんで、そのうち汗は雫ともなるが、流れるに任せる。
汗を拒めば不快になるが、受け入れると決めれば発汗自体は気持ちよく、とても清々しい。

店を出れば、真上に照り輝く太陽から強い日差しが降り注ぐ。
いっそう汗ばむが、活力レベルが倍加するようであって、なお一層気持ちいい。

電車に乗って、途中の駅で降り、弟と会う。
午後の静かな時間、二人して並んで座り、ぼつぼつと言葉交わして過ごした。

考えれば、弟とは半世紀にも達しようかというほどの長い付き合いの間柄である。
ほっと一息ついた午後のひととき、そんな一コマがあったと後で思い出せるよう今日の日記に書くことにした。

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Yongjun Qin, via Actual-art.