KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

綿菓子がとろりふっくら膨らむように

久方ぶり、我が家に近所の弟分が訪れた。いまは海外で暮らすため疎遠になったが、小さな頃はうちの坊主らとよく公園で遊んだものだった。兄貴分の一人であるうちの長男が顔を出し、よお久しぶりと盛り上がる。サイズの合わなくなった兄貴分の服のうちいくつ…

声なき声を感知する

日曜夜、子らは留守である。家内と二人。わたしがリクエストしこの日も餃子を焼いてもらった。二人して餃子をつまんでビールを飲む。このところご老人の話を聞く機会が増え、家内の二万語も趣き異なるものとなってきた。わたしたちが疎いだけでつぶさに見れ…

会話も役割も子の成長に伴ってその姿かたちを変えていく

夏休みだから家の前の公園では毎朝ラジオ体操が行われる。ボランティアとして家内はその運営を手伝うが、わたしはラジオ体操の時間よりもはるかに早く家を出るのでその様子を目にしたことがない。初日には160人を数えた参加者も僅か数日の時を経ていまは80人…

今となっては遠い遠い昔の話

過去のカレンダーをスクロールしていて、やたらくっきり色濃い箇所があったのでそこで手を止めた。数年前の年末年始の記憶がまざまざとよみがえってきた。いまでこそ何事もなかったように平然と暮らしている。が、そのときは、すべての瞬間が容赦ない緊迫感…

自分の足で歩いてこそのハッピーアワー

7月11日の朝日新聞に漫画家の西原理恵子さんのインタビューが掲載されていて、いつか読もうとそのページだけ取り分けていた。今日になってやっと。客先へ向かう電車のなかで目を通した。『今ね、人生で一番幸せなの。80歳までこののま幸せだと思ったら、笑い…

どんと来い

かなり忙しい。若気の頃なら弱音吐いて愚痴でもこぼしたことだろう。しかしいまや中年真っ盛り。弱音や愚痴が何の足しにもならないと骨身に沁みている。弱音は更なる弱体化を招き悪循環を連鎖させる。愚痴も同様、まるで毒物。ちらとこぼすだけで暗雲垂れ込…

一難去ってまた一難のキンチョーの夏

強制されてのことであれば労役と化して、ジムなど続かないだろう。嬉々として取り組む運動がたちまち苦しいものとなり、単なる日課が悲痛な色を帯びてくる。そうなると運動後のひと風呂も酸鼻な水責めといった話になりかねない。仕事も同じようなものに違い…

ただ書いただけの日記4

大阪市内ならどこでも電車で行けるという訳ではない。線路の敷設は進んでいても実際に人を載せた電車が通るのはまだ当分先、といった地域がある。それでわたしは市内へとクルマで繰り出すことにした。運転しつつ知ることになる。今日は天神祭。不思議なこと…

音楽に彩られた日曜日

日曜もジムを欠かさない。この日もColdplayの世界にひたって走った。いい音楽に身を浸しながら走るのは一種の官能体験と言えるだろう。ただただ気持ちがいい。時折、鳥肌が立つ。U2のサウンドをはじめて聴いた10代の頃を思い出す。Coldplayといえばかつて家…

桃太郎の映る写真を金太郎に転送した

7月9日を初日にかれこれ2週間になるが休んだのは14日の夏会の日一日だけである。三日坊主圏はすでに突破しジム通いは習慣になったと言っていいだろう。その代わり、以来、和らかの湯へ足を運ぶことがなくなった。一つ習慣が根付けば、押し出されて消える習慣…

離れてはいても同じシーンのなかにいる

南森町で電車を降りエスカレータに乗ろうとしたとき、右後方から誰かがこちらに走り寄ってくる気配を感じた。戦慄覚え身構えたが、カラダをぶつけてきたのは家内であった。たまたま同じ電車に乗っていてわたしを見つけ走り寄ってきたのだった。わたしは仕事…

放課後の時間がいつまでも続く

本屋で時間を潰していると偶然33期の友人と出くわした。聞けば赤本を買いに来たのだという。先日の夏会では子らの受験話で盛り上がった。まだ当分先のことだが彼も男子の父としていずれ当事者になる。それでこのところは赤本買って算数の問題を解いていると…

忙しく楽しい

水曜日はエクスカージョン。この日はウェールズの首都カーディフを訪れたようである。深夜に息子から連絡が入ってそれで目覚めた。向こうは夕方。家内とともにラインの画面を注視し、そこに映る風景のなか過ごす息子に思いを馳せた。どう?と聞く親に対し、…

いったい何と戦っているのだろう

大阪下町育ちであり、親も輪をかけてのコテコテ生粋の下町っ子。なおかつ別段東京などで暮らした形跡もない。それなのにそんな相手から大阪弁とはまるっきりトーン異なる山の手言葉が発せられると心持ち耳に障って居心地悪く感じられることがある。実際もし…

続けることに優るものなく道はまだまだ続く

連休最終日、家内はメキシコ料理に腕を振るった。ジムから戻った長男が先陣切ってタコスを手に取った。頬張りながら何度もうなずきサムズアップし彼は絶賛の意を表した。明日の朝食もこれでいい。彼はそう言った。わたしも彼に続く。トルティーヤのパリッと…