KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

一難去ってまた一難のキンチョーの夏

強制されてのことであれば労役と化して、ジムなど続かないだろう。嬉々として取り組む運動がたちまち苦しいものとなり、単なる日課が悲痛な色を帯びてくる。そうなると運動後のひと風呂も酸鼻な水責めといった話になりかねない。仕事も同じようなものに違い…

ただ書いただけの日記4

大阪市内ならどこでも電車で行けるという訳ではない。線路の敷設は進んでいても実際に人を載せた電車が通るのはまだ当分先、といった地域がある。それでわたしは市内へとクルマで繰り出すことにした。運転しつつ知ることになる。今日は天神祭。不思議なこと…

音楽に彩られた日曜日

日曜もジムを欠かさない。この日もColdplayの世界にひたって走った。いい音楽に身を浸しながら走るのは一種の官能体験と言えるだろう。ただただ気持ちがいい。時折、鳥肌が立つ。U2のサウンドをはじめて聴いた10代の頃を思い出す。Coldplayといえばかつて家…

桃太郎の映る写真を金太郎に転送した

7月9日を初日にかれこれ2週間になるが休んだのは14日の夏会の日一日だけである。三日坊主圏はすでに突破しジム通いは習慣になったと言っていいだろう。その代わり、以来、和らかの湯へ足を運ぶことがなくなった。一つ習慣が根付けば、押し出されて消える習慣…

離れてはいても同じシーンのなかにいる

南森町で電車を降りエスカレータに乗ろうとしたとき、右後方から誰かがこちらに走り寄ってくる気配を感じた。戦慄覚え身構えたが、カラダをぶつけてきたのは家内であった。たまたま同じ電車に乗っていてわたしを見つけ走り寄ってきたのだった。わたしは仕事…

放課後の時間がいつまでも続く

本屋で時間を潰していると偶然33期の友人と出くわした。聞けば赤本を買いに来たのだという。先日の夏会では子らの受験話で盛り上がった。まだ当分先のことだが彼も男子の父としていずれ当事者になる。それでこのところは赤本買って算数の問題を解いていると…

忙しく楽しい

水曜日はエクスカージョン。この日はウェールズの首都カーディフを訪れたようである。深夜に息子から連絡が入ってそれで目覚めた。向こうは夕方。家内とともにラインの画面を注視し、そこに映る風景のなか過ごす息子に思いを馳せた。どう?と聞く親に対し、…

いったい何と戦っているのだろう

大阪下町育ちであり、親も輪をかけてのコテコテ生粋の下町っ子。なおかつ別段東京などで暮らした形跡もない。それなのにそんな相手から大阪弁とはまるっきりトーン異なる山の手言葉が発せられると心持ち耳に障って居心地悪く感じられることがある。実際もし…

続けることに優るものなく道はまだまだ続く

連休最終日、家内はメキシコ料理に腕を振るった。ジムから戻った長男が先陣切ってタコスを手に取った。頬張りながら何度もうなずきサムズアップし彼は絶賛の意を表した。明日の朝食もこれでいい。彼はそう言った。わたしも彼に続く。トルティーヤのパリッと…

血湧き肉躍るアナザーワールド

日本語のメールが来ると鼻白む。そう長男から言われ、以後、英語でメールするようになった。一年ほど前のことである。当時、彼はカナダのゲルフに滞在していた。極寒の時期であり、学校のプログラムとは別行動。単身乗り込み、現地校に転入する形で地元生徒…

子育てが一段落し視野が外に開いていく

ジムでトレーニングしているとこちらに真っ直ぐ近づいてくる人影があった。家内であった。ジムのセキュリティをかいくぐっての予期せぬ出現でありわたしは大いに驚いた。市内でヨガを終えての帰途、事務所近くの商店街で買い物しようと思ったが財布を忘れた…

大阪星光33期夏会2017年

夏会やから行かなあかん。知らせがあったときセノーくんは即座そう思ったという。このことから察せられるとおり、大阪星光33期夏会は恒例行事として定着しつつあると言っていいだろう。だからついこの間みなで顔合わせて食事したばかりであっても、夏会だよ…

健康リテラシーは子が勝る

帰宅し果肉たっぷりの梅ジュースを飲む。滅多にお酒を飲まなくなって、家で飲むものが様変わりした。たっぷり運動し湯につかり、カラダ喜ぶ健康ジュースを毎夜飲む。若い頃からこんな風に暮らしていれば、もうちょっとマシな男になれたのかもしれない。大学…

他人から奪い取って保つ類の自尊心

駅を降り、いったん家に立ち寄る。昼過ぎの時刻、直射日光のもと歩くと頭が吹き飛びそうなほどの暑さである。涼を求めて家に駆け込んだ。ちょうど家内も戻ったところだった。この日午前は地域ボランティアの活動があってお年寄りのため料理を振る舞ってきた…

男子特有の簡潔手短な応答

仕事を終えジムに寄る。たっぷり走った後、マシンを渡り歩いてカラダの各所パーツをバーストさせた。なんて素晴らしいひとときなのだろう。ジムの手狭なシャワーは使わず近所の銭湯の広々とした湯船に身をひたす。カラダをたっぷり動かした後は特に、湯上が…

習慣化という方程式

鞄に水泳セットを忍ばせ行き先にプールがあればそこで泳ぐ。駆け出しの頃はさほど忙しいわけでもなかったので、そんなのどかな過ごし方が可能だった。いつしか煩忙の波が押し寄せそんな牧歌的な日常は掻き消えた。それでも週末はそこそこの距離を走るなどし…

カラダが歓喜した日曜日

日曜の午後。家内に連れられジムに行く。かねてからその連行は宣告されていた。運動不足のわたしを見かねてのことだろう。わたしとしては気が進まず何かと理由をつけて先延ばしにしきた。ずらり並ぶマシンのどれ一つとして操作したことなく勝手が分からない…

一人旅が始まった

なかなか寝付けないようなので横並び寝転がってあれこれ話す。はじめての一人旅であり遠路行くことになるから緊張するのも当然だろう。独り言のように彼が言った。イッテQみたいなもんやね。言い得て妙。まさにそのとおりである。いろいろ考え巡らせイッテQ…

一緒に旅立つかのような気分

仕事を終え宝塚から梅田に向かう。海外用変換プラグの購入をすっかり忘れていた。出発は明日に迫る。空港でも買えるのだろうが便が朝早いから気ぜわしい。いまこのタイミングで買い求めるのがベストだろう。しかしプラグ一つの購入もここ梅田では簡単なこと…

旬の時期がまだこの先に待っている

出会いに恵まれる。それがこの仕事の醍醐味だ。この日お目にかかった事業主もたいへん魅力的な方であった。ご夫婦で二人三脚、いつのまにやら10期目を数えここが節目とわたしに声がかかった。今後、その二人三脚に混ざって歩みをともにし、あれやこれやとお…

疲労のあるとき、ないとき

疲れが溜まるとろくでもない。朝なのに勢いが出ず、なんでもない作業でさえ億劫に感じる。疲労物質が気の巡りを阻害しているのか感度鈍ってすべてがおぼろに感じられる。これで無理をすれば事態は悪化し鬱症状を招くということになりかねない。その昔、日頃…

Wherever you go becomes a part of you somehow.

まだ当分先のこと。そう思っていたが、数日後には出発となる。その胸中を想像してみる。一人で東京へ行く、といった話とは異なる。はるかに遠く言葉も簡単には通じない。ちょうどいま期末試験の真っ最中。試験に集中しつつも間近に迫った渡航のことが頭をよ…

誰かに大事に思ってもらえることほど嬉しいことはない

そんなこともあるのだろう。何にでも終わりがあって、人間関係も例外ではない。大半の人間関係は天寿全うするかのような円満な別れを迎えるのだろうが、なかには突然死もあるようだ。兄貴分として慕う方がいた。子分のように付き従い酒場で深夜まで過ごすこ…

息子の夢はわたしの夢

仕事が長引いたのでひとり夕飯を済ませて帰ることにした。特に頭に浮かぶ店もなかったので、帰り道にある回転寿司に入った。その昔、たまに通ったようなチェーン店である。いまや子とも家内とも来ることはないが、わたし自身はどちらかと言えば嫌いではない…

ぼろをまとえど心は錦

土日もなんやかやと仕事する。そう話したとき、グリは言った。時間管理がなってない。一理あると思って改善を試みたが、結局は自分にとって最も自然な形に落ち着いた。土日が仕事に費やされてもそれで苦痛を覚えることは全くない。これがわたしにとっての楽…

自らの寸法を見失うような状況に置かれたときには

書いておかないとそのうち忘れ去る。が、書けば行間に余さず記憶が格納されて先々いつでもよみがえることになり、文字となって残る記憶の断片を子らは必要あれば参照できることになる。だから日記には意味がある。この日、わたしは年甲斐もなく緊張していた…

出発まで秒読みの段階に入った

風呂上がりに時計を見ると午後8時。クルマ走らせれば懇親会の終わる時間に間に合いそうだ。家内にメールし上本町に向かった。この日は二男のクラスの懇親会。学年団の先生方をお招きし母らが囲む。目に浮かぶ。開宴と同時、まずは先生方に料理を取り分ける…

道に迷っても、意気揚々

朝一番の訪問先は府内きっての工業地域。目指す事業所にかなり早めの到着となった。駐車エリアに入ると、ほぼ満車。こういうときは遠慮する。一介の出入り業者の分際で貴重なスペースを占めるなど不届き千万な話だろう。いったん外に出てあたりを徘徊する。…

忙しいのはいいことだ

忙しいのはいいことだろう。余計なことを考えずに済む。もし暇ならろくでもない。思考のエネルギーを向ける先がなく、ああでもないこうでもないと出口のない問いにかかずりあって悶々とするようなことになるのだろう。すべてが針小棒大となって他人から見れ…

怒りの阿修羅に後ずさり

怒りが怒りを呼んでプルル震えて、額の青筋が火花走る導火線のようにも見えてきた。何に腹を立てているのか定かではないが、ここは日常の空間。市井の民が行き来する何の変哲もない駅のホームである。はらわた煮えくり返るほどの大事があったとは思えない。…

切っても切れない仲

ビルの最上階。窓際の席に並んで座ってぼんやり外を眺める。小雨が断続的に降る日曜日、街は分厚い雲に覆われくすんで見える。が、それでも結構味があって見ていて飽きない。ぽつりぽつり家族の話などしながら男二人、ときおり顔を見合わせるが、視線はあら…

カウンターに腰掛け作戦タイム

慌ただしく過ぎ去った一週間であった。余韻にひたる間もなくまた慌ただしい一週間を迎えるのであるが、ほんの少しくらいは間隙あって一息つける。土曜夕刻、家内に付き添い買い物に出かけた。わたしは荷を引き受ける剛力の役である。店の前で待ち、家内が買…

The pain passes, but the beauty remains.

もう運転するのは懲り懲りだというほどクルマで走り回った金曜日、最後の力を振り絞って風呂に寄ってから帰宅した。しばらく動く気がせずリビングのソファにカラダを沈める。特製の梅干しエキスをペリエで割ったジュースを家内から受け取り、テレビをつけた…

疲れたカラダは家庭の引力にいともたやすく吸い寄せられる

昨夜の飲み会はアウェイの場であった。お世話になっている方からの声掛けがあったので参加した。同日、グレート・ギャツリー主催の地獄谷ツアーもあってかなり食指動いたが先約優先が世の習い。翻意し合流するという訳にはいかなかった。梅田某所イタリアン…

何度会っても楽しいのだから仕方がない

雨上がりの夕刻、場所は長原。ちょうどフォーユー相良さんと入れ違い。表玄関で相良さんはわたしが来るのを待っていてくれた。お疲れ様、と互い声をかけ合った。業務のちょっとした合間、連れとのこんなやりとりひとつで元気が湧いて出る。わたしも頑張ろう…

当たり前のことを当たり前にする

数年に一度の大雨が降る。天気予報を聞いて、じゃあ学校が休みになるかもしれない、長男も二男も多少の期待は持ったようであった。予報のとおり夜半から雨が振り出し、明け方には雨が勢いを増した。ちょうど登校の頃合い、市内に洪水警報が発令された。が、…

そんな男が一人いるだけで

仕事の世界は奥が深く、この歳になっても未知の案件の絶えることがない。直面する度に身構えて及び腰になりつつも何とか終いには組み伏せる。が、自力でどうにかなったというよりは、どういうわけか切り抜けたというのが実感で、ようやく至った安穏に憩いつ…

さあ、さあとお酒を注いだ日曜日

日曜夕刻、弟のもとを訪れた後、近鉄百貨店に寄った。百貨店入口の真ん前に上本町駅の改札がある。ちょうど改札を出た付近、体格のいいおばさんらが声を荒らげつかみ合ってどつき合っている。観光客らは度肝抜かれた様子で遠巻きに見物していたが、ここは大…

恐怖という名の太陽

土曜夜、ペリエを片手に「太陽の下で」を観はじめた。平壌に暮らす一家族の日常を追うドキュメンタリー。もともとはそのように企画された映画であった。が、ロシア制作チームが現地に乗り込んだ時点で、すでに綿密に構成された台本が北朝鮮当局によって整え…

カネちゃんのちょっと待ったでこの店になった

観光客らがする記念撮影の邪魔にならぬよう隅に立って皆を待つ。まもなく午後7時。場所は法善寺水掛不動。まず最初、カネちゃんが現れた。続いてアキオ。時間まで立ち話をしているとメールが来た。セノーとシバテンは既に店で一杯やっているという。今夜飲…

珍しくミナミで待ち合わせ

夕刻、ひとっ風呂浴びてから電車に乗った。千日前線なんばで降りて地上に出て、御堂筋を北に向いて歩く。日が傾いて、風が肌に気持ちいい。今年の梅雨はとても爽やかだ。ミナミの雰囲気も変わったものだ。すれ違う人の半数以上は観光客かもしれない。大丸前…

男二人で鍋をつついた静かな夜

この日は終日クルマでの移動となった。朝一番、まずは南下し松原で業務。続いて北上し、昼は宝塚で過ごす。そして南下し次の目的地は阿倍野。時間を厳守しつつ運転するのは結構疲れる。つつがなく、つつがなく各ポイントを通過していかねばならない。時間が…

向こうの側にいる自分の親友

この日も眠りのお供は映画。前夜に引き続きギオルギ・オヴァシュヴィリ監督の作品。「みかんの丘」というタイトルのとおり舞台はみかん畑である。静かなみかん畑の村がアブハジア紛争の戦乱の渦に巻き込まれていく。戦火を避け多くのエストニア人が故国に引…

向こうもこちらも要は同じようなもの

帰宅後、横になって眺めるように映画「とうもろこしの島」を観た。遙か彼方、コーカサスの地。アブハジアとジョージアが戦火交える最前線、その境に位置する小さな中洲が舞台である。老人が船で中洲に乗り付けその地を耕し、とうもろこしを植えるところから…

大満足の日帰りナニワ観光

日曜午後、千日前線で家内と合流し向かうは難波。部活を終えた二男がそこで待つ。改札を抜けると雑踏のなか制服姿で立つ二男の姿をすぐに捉えることができた。三者足並み揃えて目的地へと急ぐ。開演の時間が刻一刻と迫っている。遅れるわけにはいかない。ソ…

さらば名店

ジュリエッタがなくなる。そう聞いたので、土曜夕刻、家内と西宮北口を訪れた。元祖オーナーが厨房に立つ頃からちょくちょく通ってきた店である。気軽に美味しいイタリアンが楽しめて、そのレベルは他の追随を許さない。だから他のイタリアンには行かなくな…

今放たれた親心が何十年後かに着地する

早く帰っておいで、とメールが来る。今夜は肉を焼くという。まだ日の残る明るい夕刻、ベランダで家内と二男が食事する風景が送られてくる。ステーキの焼き目の香ばしさが写真から伝わってくる。赤ワインを片手に持つ家内も肉を頬張る二男も笑顔満面だ。やっ…

鉄の男がこれでもかと言うほど活気づいた

音が世界の見え方を変える。週末金曜、電車を乗り継ぎ各地を回った。移動の際、ずっとDark Model - SAGAを聴いていた。眼前世界の無味無臭の虚膜が剥ぎ取られるかのよう。見慣れた街の相貌が違った風に見え、自らが置かれた日常の感触すら異なって感じられて…

妻をめとらば才たけて

雨は止みそうになく疲労もあった。それで家内に運転を頼んだ。事務所を出て市内をまわり東大阪を経て八尾の手前まで。結構な距離の行程となる。各所で用事を終える度、ピンポイントでピックアップしてもらい次の訪問先へと運ばれる。雨をしのげてかつ移動の…

実物以上にカッコイイ仕事男の残像

子らが時々事務所に顔を出す。振替休日で学校が休みになったときなど、こっちは仕事で大わらわであるから構う暇はない。彼らは彼らで事務所のかたわらに座って勝手に用事を済ませていく。特に言葉を交わすこともないが、視線の端々、働く父の姿を捉えている…