KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

食が暮らしの中心、ど真ん中

電車が動いていない、家内からそう連絡が入ってジムを早々に切り上げた。 いざとなればどこへでも駆けつけることができるようスタンバイした。 買い物帰りの家内をまずはピックアップした。 息子たちの様子を窺うが帰ってくるのはまだ当分先の話になりそうだ…

おっかなびっくりの時間旅行

前日やや飲みすぎた。 体調を戻すためジムに出かけた。 日曜の朝、快晴。 ジムにほとんどひと気はない。 窓全面が空の青となったかのようななか走って爽快。 たっぷり汗を流した。 ジムに長居しすぎて、家内と出かける頃には昼になっていた。 ナビに赤穂と目…

降って湧いたような幸運

岡本家族を迎えてうちで夕飯、その予定が急遽変更となった。 天六いんちょから連絡があり、韓国料理ほうばの全席に丸々空きが出たと知った。 八ヶ月以上前からしてあった貸切の予約がキャンセルになったのだという。 師走の土曜日。 ほうばの席にありつける…

可愛く見えてしっかり者

美々卯のうどんすきセットが届いてこれ幸い。 子らは引き続き試験中。 冷え込む朝にちょうどいい。 今朝はうどんすきを食べさせる。 そう張り切っていた家内であったが、一足違い。 目を覚ますとすでに家はもぬけの殻。 とうの昔、息子たちは学校に出かけて…

さらば名店2

「食べたほうがいいですよ、日本一の寿司ですから」 森先生にそう促され家内とともに列に並び、食べてはまた並ぶということを繰り返すことになった。 それが鮨 さえ喜とのはじめての出合いだった。 遡ること3年前。 春から初夏へと差し掛かろうとする日曜日…

一心になれる場所

この夜、家内もジム帰りであった。 帰りの道中、いい魚が手に入ったという。 上機嫌に話しながらキッチンで食事の支度に勤しんでいる。 夜9時前の食卓。 まずはわたしが最初のお客となった。 一品目。 ちょいと火で炙ったわら焼き風のカツオに、スライスさ…

同級生はいいものだ

『寝てたやろ?』 後ろから声がしたので振り向くと河内長野市長がそこにいた。 大阪星光大忘年会の日のことである。 懇親会の前に勉強会が開かれた。 わたしは張り切って前の方に座っていたので、後ろから見れば寝ていることが一目瞭然であった。 よお久しぶ…

月曜日は魔の曜日

月曜日は魔の曜日。 頭の芯でめらめら燃えているべき炎が、席を外したまま見当たらない。 玉座が空席なのであるから、魔除けのないまま魑魅魍魎の世界に突入するようなもの。 これは危うい。 若輩であれば徒手空拳のまま翻弄されてヒヤリハットの絶えること…

感謝、感謝の日曜日

日曜日の昼下がり、インターフォンが鳴ってドラマが始まった。 届け物を受け取るため家内が階下に降りた。 戻ってくるとき、家内の表情と足取りはミュージカルの主演女優のごとくであった。 試験中であるためリビングで勉強中の息子が、そのミュージカルの一…

人間の幸福は老後にある

1 ちょうど乾杯の発声に差し掛かろうというとき、漫才のお決まり芸のようにまた間が入って、ずっこけた。 乾杯のスタンバイをしつつ、このお酒は1本1万円もするので飲まずに舐めるだけにするようにといった代表幹事の忠告にわたしたちはおとなしく耳を傾…

奇遇にも同時刻にはじまる

ゆっくり眠れて寝起き爽快。 時計を見ると朝6時。 たまには寝坊もいいものだ。 このところ負荷大な日が続き金曜にはキレがなくなり青息吐息、視界と思考に靄かかったようにも感じられた。 昨晩、肉をたんと食べぐっすり休んで、すっかり回復。 明けていく空…

得るものなく失うだけの引き算ゲーム

遠方から戻って残務を片付け引き上げる。 遅くなったので帰り道にある居酒屋に寄って食事を済ませることにした。 何を頼んでも美味しいので、物は試しとばかりいつもと異なるメニューを注文する。 隣の客に麻婆豆腐が運ばれてきたのが目に入る。 美味そうで…

シールをめくるみたいに

仕事を終え北新地に向かう。 駅を降りまずはレオニダスに寄る。 家内へのみやげにするチョコの購入を忘れない。 地上にあがると今日も賑わう北新地の街が眼前に開けた。 明滅するネオンが雨上がりの街路をひときわ艷やか照らしている。 待ち合わせは焼鳥Kawa…

率先垂範するのも楽ではない

帰宅は夜10時過ぎ。 わたしがいちばん最後だと思っていた。 夜なのに陽気な家内によれば、わたしが帰宅の一番手だという。 ほどなくして上の息子が帰ってきた。 リビングに上がってくるなり夕飯を食べ始めた。 夜なのに肉をがつがつ頬張り、出される料理をこ…

お酒には人間同士を強く結びつける何かがある

たまには一人で酒場のカウンターに腰掛ける。 大体は野田阪神の馳走という店。 安くて美味い。 昨晩もジムを終えてから立ち寄った。 焼き物、揚げ物、煮物、炒め物、それにお造り。 何を注文しても外れがない。 だからいつだって店は混み合っている。 誰が誰…

この日はインドア派

前日のアウトドアとは打って変わってこの日はインドア。 家内と心斎橋で待ち合わせた。 大丸の地下でピーナッツやらおやつを買い、若者で渦巻くアメ村に突入。 タピオカ入りのドリンクに続き人気店だという白一でアイスを買う。 のっぽのアイスは二人で分け…

山に登って早回しでみる人生劇場

夫婦ともども日頃からカラダを鍛えているはずだった。 が、思った以上に息が上がった。 久しぶりだったこともあるだろうが、やはりどうやら山登りには別種の負荷がかかるようだ。 このところクルマで出かけて楽ばかりしている。 そうなると心身なまって感性…

まもなく出発

先日、息子の友人らに振る舞った朝ご飯の写真を見せてもらったが、まるでちょっとした旅館の朝食である。 精米したてのお米に自家製の味噌で作った味噌汁、そして遠く北海道から届けられたシャケ。海苔もたまごもさりげなく上物である。 当然、全員がご飯を…

些細な光景の方が長く思い出に残る

雨が上がり晴れ間が差してきた。 助手席に家内を乗せクルマを走らせる。 西宮から高速に入る前、ゆげ焙煎所に寄ってコーヒーを2つ調達。 お茶しながらのドライブとなった。 目的地は播州龍野にある道の駅御津。 所要時間は2時間ほど、昼過ぎには到着した。…

皆が集って眠る頼もしい夜

ジムを終え風呂を上がって小雨降るなか帰途につく。 南から暖かな空気が流れ込み数日来の寒さはすっかり鳴りを潜めている。 夜9時を過ぎれば電車も空いて座ることができた。 駅に降りたのが10時前。 前を行くおじさんのスーツケースを蹴らぬよう小股で歩いて…

中には生身の人間が入っている

着ぐるみを見て愛らしいと思ったことはない。 中に生身の人間が入っている。 着ぐるみがいくら楽しそうに跳ね回っていても、中の人の気分はどん底かも知れず、その労苦に思いを馳せれば、一緒になって無邪気にはしゃぐなどできるはずがない。 中に人が入って…

ただ書いただけの日記6

「iPad Pro — What’s a computer — Apple - YouTube」というCMを見て、買い求めることにした。 タブレットに見えてほとんどパソコン。 暮らしに溶け込むその姿を我が家の日常にしようと近所のソフトバンクに足を運んだ。 が、512GBのものはもちろん息子用に…

大阪平野にワイングラスかざした日曜日

思わず顔ほころぶ胸すくような快晴。 家内が運転し、わたしは助手席に座って中央フリーウェイと決め込んだ。 降り注ぐ陽光を跳ね上げるようにクルマが走る。 阪神高速は日曜の装い。 サンデードライバーが大勢おでましだからだろう、車列の流れ自体がのんび…

帰る家があって幸い

全身がかじかんでくる。 ホームに立っているだけでつらい。 哀感さえ伴う寒さの夜。 電車が来るのを懇願するような気持ちで待ちわびる。 家内からメールが入った。 夕飯はアンコウ鍋、それに上物のサザエもある。 鍋から立ちのぼる湯気が頭に浮かぶ。 寒さが…

母らの友情と連帯もまた頼もしい

夜に奈良での仕事が一件あるのみ。 ゆったり過ごせる雨の土曜である。 電話もかかってこない。 差し迫った案件もない。 せわしさゼロの状態でのんびり仕事を進めることができる。 わたしにとって最も好ましい時間の過ごし方と言えるかもしれない。 だらだら…

横断歩道を渡るホモ・サピエンスの父子

仕事が長引いたのでジムはパスして風呂にだけ寄ることにした。 ジャグジーで20分。 これが疲労回復の目安である。 最後の力を振り絞り、這うような思いでクルマを走らせる。 和らかの湯にクルマを停め、着信に折り返しこれで晴れて業務完了。 あとはカラダを…

ただ書いただけの日記5

出先でのタフでハードな長丁場の業務を終え、これからやっとのことデスクワークにとりかかる。 昨日はこの時分、夕方7時頃に帰宅した。 ちょうど下の息子が夕飯を済ませて出かけるところ。 玄関で自転車にまたがろうとする彼と立ち話になった。 今度買うタブ…

今日も明日もせっせとハリボテをこしらえる

ネットでは誰にでもなれる。 来歴を明かす必要なく培ってきた能力を実際に見せることもない。 上っ面の言葉だけで自らを語ることができ、写真で飾り立て、一層それらしく見せることができる。 ちょっとした手間さえ惜しまなければ、氏素性を偽り、なりたいよ…

夜10時のうどんすき

忙しいと余計なことを考えない。 存在自体が「機能」と化すようなもの。 仕事をこなすのに集中し、その他のことは視野の外に置かれる。 複数の課題に手をつけつつ、一つ終われば、そこにまた次の課題が入ってくる。 「機能」に成りきっているとその分、時間…

やらねば、やられる

このところはジムで走りながらボクシングを見る。 YouTubeで検索すればペイ・パー・ビューの対象となったようなプレミアムな試合をその場で視聴できる。 世界最強の者らが拳を交える。 どちらが強いのか。 トラとライオンが戦うようなもの。 画面に釘付けに…