KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

更に素晴らしい一年が間もなくやってくる。

大の男が数人がかりで次から次へと口に放り込んでいっても、アンコウの身とキモは尽きない。
新鮮さのほどが一目で分かる、その艷やかを褒めそやし、どんどこ舌鼓打つ序盤の勢いは次第に目に見え衰え、ついには、鍋の脇に給される量が、口に運ばれる量を凌駕することとなった。

一生分のアンコウは頂いた。
あとは、じゃぶじゃぶと飲むだけのこと。

鍋を囲む男衆が手にしていたジョッキは、やがてお猪口に変わり、しかしそれではまどろっこしいので、湯のみ茶碗に変わった。

熱燗を湯呑みでぐいぐい飲み干すくらいでちょうどいい、それほどに深々と冷え込む奈良葛城地方の寒さであった。

したたか酔って、気鋭の弁護士と座席隣り合って帰阪する。
行きも帰りも同席したが、帰りの声音は行きの3倍増しであっただろう。

列車の光と音が夜陰を切り裂き、賑やかな酔っぱらい達がそれに揺られてそれぞれの家族のもとへと帰っていく。

駅に着いて改札を抜けたとき、石井としろう氏を見かけた。
明け方から仕事するつもりであったが、投票してから仕事に向かおうとそのとき決めた。

帰宅すると、ほかほかカーペットの上でスヤスヤ寝入っている長男を枕にし家内がテレビを見ている。
明日は必ず投票に行こうと一声かけてから、風呂に入った。

朝7時、公民館の投票所が開いたと同時、民主党石井としろう氏に票を投じた。
兵庫7区においてはどうしても自民党候補に好感を持てない。
好感ということで言うならばここ7区ではどう見ても石井としろう氏が好ましい。

前回選挙では民主党への逆風が強すぎた。
石井としろう氏と言えども跳ね返せないほど強烈な逆風であった。

今回は、自民候補の超タカ派度合いが知れ渡っている。
それに民主党への風当たりも少しはましになっているのではなかろうか。
これで石井としろう氏が選ばれないとなれば、この地域ですら、ちょっとタカ派ではなく超タカ派をわざわざ選んで国政に送り出すことになる。嘘泣き県議も西宮選出。西宮も地に落ちた。世も末だというしかないだろう。

投票を終え、二男を乗せて大阪に向かう。
眩しい眩しいと父子で口揃え、日の出の太陽にまっしぐら。

二男は塾へ向かい、私は仕事場へ向かう。
あとたったの2週間ほどで、今年が終わる。

更にますます素晴らしい一年がまもなくやってくる。
ああ、なんて待ち遠しいことだろう。