KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

わしお耳鼻咽喉科の会議を終えて

水曜日午後、午前診を終え西宮から駆けつけた鷲尾院長を囲み定例の会議が行われた。
わしお耳鼻咽喉科の明日を考える会。
大阪は本町にて各種専門家を交え、わしお耳鼻咽喉科を少しでも良くするための真剣な話し合いが繰り広げられる。

ここ数回は来院者への情報提供というテーマで討議検討が重ねられている。
クリニックを訪れる方々が潜在的に必要とする医療情報を抽出し、その提供にあたって最良の在り方を突き詰めていく。

様々な仮説が起案され取捨選択が為される。
現在は緒に就いたばかりの段階であるが、まもなく継続的な発信が行われることになる。
その準備に余念なく時間を尽くし完成度が高められていく。

適切な情報提供を行うことが地域医療への貢献につながる。
そのような理念に基づいてのプロジェクトである。
究極の理想は、逆説的ではあるが、医者要らず。

的得た知識を備えた人が増えれば、診察でのコミュニケーションはより円滑になるに違いなく、また無用な通院を低減させることにつながるかもしれない。
そうなれば、まさにそれこそ真の地域医療への貢献と言えるだろう。

会議を終え、鷲尾院長と電車に乗って馬春楼へ向かう。
そこで夕食となる。
うちの職員もお招きを受ける。

ツバメ君は先頃子を授かったばかり。
子供好きの鷲尾院長が子育ての思い出などを懐かしそうに、とても楽しそうに語る。

そしてツバメ君に助言を与える。
子育てにおいては、なるべくクスリに頼らぬという方針を確固とさせた方がいい。

あれこれやたらとクスリを処方するお医者さんがなかにはいる。
それで症状が治まれば親として安心するのも理解できるが、長い目で見た場合、対処療法で症状を無理やり抑えただけであり、最も肝心の子の抵抗力や自然治癒力を弱化させているということも考えられる。

子の丈夫な発育を願うのであれば、本末転倒な結果になりかねない。

例えば風邪一つとっても、その処置について確かな見識を備えた医師は一体どれだけいるだろう。
無定見に、慣習的に決まりきったクスリの処方をしそれでよしとする医師もなかにはいるかもしれない。
医師の言うことをなんでも鵜呑みにするのではなく、疑問に感じればクスリや治療法について納得いく説明を求めるといったことが必要だろう。

ツバメ君にとって学ぶところ大の話であったに違いない。

馬春楼の料理はどれもこれも美味しく、締めのラーメンは旭川の名店すがわらを髣髴とさせるほどの絶品であった。

店を後にし、鷲尾院長と西宮方面へと電車に揺られる。
医療談義は続く。

日本でこれだけ花粉症患者が急増しているのは、日本の衛生環境が整いすぎているからという説があるそうだ。
あまりに環境が清潔すぎて、暇を持て余した免疫力が、スギやヒノキに過剰反応する。

衛生環境劣悪な国の様子を思い浮かべてみる。
なるほど、そういった地域ではスギやヒノキに目くじら立てるどころではないだろう。

たいへん実り多い良き一日に感謝。
地元の駅で鷲尾院長と手を振って別れた。

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