KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

大阪を四方に取り囲む巨星たち

初夏とも言える陽気であるが建物の陰に入ると風が冷たく心地いい。
耳にするのはOasis。
旅人であった当時によく耳にしていた曲であり、ほんのり甘いような当時の空気が蘇って時折陶然となる。

まるで旅するよう、阪神電車に乗って神戸へ向かい阪急電車で梅田に戻る。

十三駅が近づいてふと思う。
雰囲気が阪神尼崎駅に似ていて、しかし、異なる個性の別のキャラ。

大阪駅の左手にくっきり輝く二つの巨星。
十三と阪神尼崎が強く光を放って目に眩しく両者一歩も譲らず雌雄決し難い。

大阪駅を背にし右サイドには十三、左サイドに阪神尼崎が控え、両サイドを走る抜けることは不可能だ。
真ん中の塚本が快速に素通りされるのと大違い、関門として双璧を成す。

両者とも身近過ぎてその魅力に気付かされることはなかったが、旅人目線で見れば外せない。
大阪城や通天閣などを見て残るインパクトの数百倍、十三と阪神尼崎は鮮烈だ。
他に比する場があるとすれば、梅田をぐるりと取り囲む四人衆の残り二者、天六と京橋くらいだろう。

よい旅をすると、その街に恋したみたいになる。
キュンとなるような思い出が余韻深く残って、いついつまでも懐かしい。

大阪の深海とも呼ぶべきそれら異空間に足を踏み入れ目にする人間模様は、鮮やか胸に刻まれ生涯忘れえぬものとなるに違いない。
旅すればするほど多くの街が心のなか息づくことになる。
大阪深海は思い出最前列に陣取ったまま存在感を失うことはないだろう。

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