KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

芦屋西宮からも実は目鼻先の名門校

食卓にあった星光のしおりを見て驚いた。

在校生の居住地分布が表にまとめられている。
高3から中2まではどの学年も芦屋と西宮併せて10名ほどの在籍で推移しているが、今年中1については、どちらも0と記載されている。

なんと67期生については芦屋西宮在住者がゼロなのだ。

そもそも大阪星光学院については、ここら界隈での知名度が果てしなく小さい。
難関名門と言えば灘を筆頭にして次にあがるのは甲陽であって、甲陽の旗はためく後に追随する学校などにわかには頭に浮かばない。

だから大半の人にとって星光が那辺にあるかさえ見当もつかないことだろう。

それでも教育熱高く私学志向の強い芦屋と西宮である。
人づて聞きつけ嗅ぎ分けて、いい学校あるよ、それに灘や甲陽ほどには難しくない、と大阪星光を選ぶ人は絶えなかった。

それが今年はゼロである。
芦屋も西宮もともにゼロというのが驚きだ。
いくら少なくても1人や2人はあっていい。

何か特異なことでも生じているのだろうか。

昨年、甲陽学院の大学進学実績は際立っていた。
にもかかわらず、入試の応募者は一昨年、昨年とそれぞれ372人、344人、倍率については1.9倍、1.7倍とやや減少傾向にあった。

目を見張る進学実績が減少傾向に歯止めを打った、そう推察するのが妥当であろう。
今年、甲陽は395人もの応募者を集め倍率は2.0倍に達した。

甲陽受験者の居住分布域はさほど広くないと考えられる。
増加した50人の応募者のうち芦屋西宮在住者は少なくなかったはずだ。

一方の星光は前年、合格最低点が280点を上回り応募者数が800人を超えた。
平易な問題であるとは言え7割以上マークしなければならないのであればミスは許されず、格落ちの学校だからと安心して臨めるものでもない。

その要素も含めて思案すれば大したリスク回避にもならない大阪くんだりの学校を選ぶメリットは見い出せない。

従来であれば戦術的に星光を選択してもおかしくはなかった層が、上記した理由により、ことごとく甲陽を選んだ。そういうことなのだろう。
その結果、大阪星光中1の芦屋西宮在住者がゼロとなった。

甲陽に勝る点などない星光ではあるが、芦屋や西宮から揃ってそっぽ向かれるのであれば、甚だ心寂しい。

芦屋駅から所要50分弱。
四天王寺夕陽丘駅から至近、徒歩3分の場所にある大阪星光にも目を向けてもらうにはどうすればいいのだろう。

依然として熾烈極める中学受験であり、灘はもちろん甲陽も小学生には過酷すぎる域の入試が来年以降も引き続く、であれば、大阪星光の方が組み易い。
そこに着目し強調するのが、唯一の訴求点であるように思える。
星光はみんな仲がいいのです、など言っても灘も甲陽も誰彼分け隔てなく仲はいいはずなので始まらない。

灘や甲陽のような二日間に渡る入試ではなく、たった一日であり、あっと言う間に終わる。
しかも、入試問題は平易であり、しっかり準備してくれば、尖ってピリピリする必要もなく、どちらかと言えば真ん丸とした平常心で取り組める。

それに体力も温存できるので、近頃難度増し続ける併願の西大和の受験も見通せば、たいへんに合理的な選択と評価できるだろう。

中学入試など人生序の口、ほんの出だしの部分である。
何も無理する必要はなく、余力残して悠々と緒戦優位で通過するという考え方も長期的に見れば理に適う。

来年はJR神戸線や阪急、阪神に乗って通う星光生が増えることを期待したい。

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