KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

灯台のように照らし続ける大阪星光

双方ともに定期試験の時期が迫ってきた。
すでに士気は高まっている。
日曜日、出力全開で勉強に取り組むことになる。

今朝早朝、長男と二男をクルマに乗せて事務所に入った。
漁船で沖へ出て漁するみたいなものである。

シャーペンの先が勢い良く机を打ち、止むことがない。
時折ページ繰る音が差し挟まる。
兄弟二人、巨大デスクを挟んで斜めに向かい合い勉強に没入している。

昨日午後、家人は長男の学校に出かけた。

11月に迫った海外探求プログラムの説明会の日だった。
インドコース、マレーシア・シンガポールコースなどにも目移りしつつ、長男はカンボジア・ベトナムコースを選んだ。
アンコールワットは必ず目にしておきたい。
それが理由であった。

この旅でまた長男は更に海外好きになることだろう。

同じ頃合い、わたしは二男の学校に向かった。
同窓会の理事会が行われ、それに初参加した。

明るく気さくでかつ真剣。
会議の内容は濃密だった。

大阪星光をもっともっといい学校にしよう。
その熱意が細部にまで行き渡っている場であった。

テーマが掲げられ、担当者が置かれ、各自が責任を担って課題を遂行していく。
四方山話に花を咲かせるだけのぬるい集会といったようなものとは全く様相を異にする、成果出すための実働機能が備わったれっきとした組織体であった。

数々の取り組みに感心させられたなか、とりわけ素晴らしいと思ったのが、東京星光会が行う「世の光応援団」。

東京で学生生活を送る星光生を対象に、商社など第一線にて活躍中のOBらが就職などの相談に乗ってくれるのだという。
いわば星光独自のハローワークのようなものである。
親元離れて暮らす身にとって、どれほど心強い話だろう。
親にとってもありがたい。

その他、医学部を志望する高1、高2に対し行う講演会の企画も興味深かった。

かつて医学部生の男女比率は9:1。
それが今では医学部に進学する女子が急増し6:4となった。

男性医師が結婚相手に女性医師を選ぶとは限らない。
女性医師のほとんどが男性医師と結婚していた一昔前とは状況が変わり、他の職業者と結婚または未婚のまま仕事続ける女性医師が見られるようになってきた。

そういった背景のもと、女性医師が今後どれだけ現役として医師を続けるかによって医師数の過剰感、不足感が左右される。

また、専門医制度が変わり、地方よりも都市部の医学部への進学志向が強まっていくと考えられる。
地方で学んだとしても星光出身の医師を都市部へと受け入れられるような手立ての構築を星光医師の会としても考えていかねばならない。

そのような話が高校生に向けなされるとのことである。
志す職種の将来の姿について、それを見渡せる立場にある重鎮OBが真摯丁寧に語ってくれる。

なんて親身な学校なのだろう。

このように様々なテーマに渡って数々の行事が催され、学校と同窓会が両輪となって生徒を全面的にバックアップしていくことになる。
ここ数年で活発化してきた同窓会の取り組みを知れば、関係者がみな子どもを大阪星光に入れたいと思うのも当然のことだろう。

今年の大忘年会についての周知も理事会にて行われた。
昨年は28,38,48,58期が幹事学年であった。
28期松井先生お疲れ様でございました。
今年は29,39,49,59期がその役割を担う。
12月3日土曜日、会場は難波だ。

大忘年会の案内書面に、ある哲学者の言葉だとして次のような一文が紹介されていた。
母校とは、生涯にわたって卒業生を照らし続ける「灯台のようなもの」でなければならない。

まさに大阪星光がそのような存在としての役目を果たしつつあるのだと、理事会に出席し実感できた。

そして、会議の後は難波での飲み会。
どこを見渡しても男ばっかりという図は男子校ならでは。

初対面とは思えない、親しみやすさと和やかさのなか、わたしは大いに飲んで踊って楽しんだ。
少しばかり悪ノリが過ぎ粗野な男子高校生に戻りすぎたきらいはあってそこは自身反省するところであるが、次回も必ず参加しようと思う。

今回誘ってくれて、セノー君、ありがとう。

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Photo by Roger Mayne