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KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

飲んで眠るのではなく読んで眠った

仕事から手が離せず、二男らの夕飯の場には合流できずじまいであった。
食事を終えた二人を乗せクルマで帰宅する。

長男は定期試験直前なのに試合が控えているためこのところはラグビーの練習に出ずっぱりである。
今夜の帰りも遅くなるようだ。

週末ではあるが月初の業務に備え資料の読み込みをしなければならなかった。
くつろいで過ごす訳にはいかず、晩酌おあずけの土曜の夜を過ごす。

お酒が入らないと夜の時間がとても静かに感じられる。

作業ははかどり思考も深まる。
生活規範としての役割も担ういくつかの宗教が飲酒をきつく戒めることの理由も分かるような気がする。

夜、人はこの種の内に沁み入るような静けさとともにあるべきなのだろう。
結局この日は一滴も口にせず、飲んで寝入るのではなく大量に読んで眠ることとなった。

脳には寝ずの番がいる。

脳の主がスヤスヤ休んでいる間に、知識の砂嵐でハチャメチャ散らかった頭の中がきれいに片付けられる。
明け方には整然と調和保たれた状態へと復旧が果たされている。

これで今月序盤の仕事の目鼻がついた。
見通しがつけば半分終わったようなもの。

日曜日、長男が出場するラグビーの試合観戦に出かけたいが、今回ばかりは融通がきかない。
長男と同じく試験が迫る二男を乗せ初秋の道を職場へと向かった。

ふと思う。
これまでの人生、お酒飲む時間をまるごとごっそり勉強に充てていれば、どうであっただろう。
凄い人物になったのだろうか。

で、気づく。
そうであれば全く違う人間であり人生まるごと異なるものとなっていたに違いなく、この息子たちとお目見えすることはなかったかもしれない。

一瞬で結論に達した。
誰だか分からない凄い人物より今の自分と目の前の息子二人。

これでいいのだ、万事よし。
お酒も飲んで、彼らと出会えた。
なんて幸福な人生だろう。

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