KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

風前の灯火日記

この日記はここだけの話。
ちょっと読んだよ、そんなふとした話が巡り巡って当たり悪ければ焚書令発布につながって息の根止まる。

風雨の中、か細く灯るろうそくの火のようなもの。
ちょっとした風の吹き回しでふっと一息、あっけなく消え去ったこと過去数次にのぼる。
文字通り、風前の灯火。

次回、息吹き返す際には、風前の灯火日記というタイトルがしっくりきそうである。

連絡メールによれば、なんとか無事つつがなく西大和高一海外探求の旅程が終わったということである。
インド班の飛行機には遅れが生じているようだが他の班はすでに関空に到着した。
多くは見慣れた風景をたどっていま家路についているところだろう。

伝えられる話からプログラムの充実ぶりがうかがえる。

昨日行われた地元高校での交流会において彼らは熱烈な歓迎を受けた。
親睦が深められ、おそらく再会を期しての友情も数々芽生えたに違いない。

ビジネス拠点とも言えるビンズン新都心も訪れた。
現地にて日本企業の経営戦略についてレクチャーを受け、熱心な質疑応答が交わされた。

最後にベトナム人が学ぶ日本語学校を訪問した。
日本企業で働くことを夢見て日夜研鑽に励む現地学生の熱い志しに触れ、彼らはどれほど強くインスパイアされたことだろう。

長く継続的に意欲発する種子のようなものが彼らの内に蒔かれた旅であったと言えるのではないだろうか。

3つのコースに分かれての海外探求であったが、どれも見劣りせぬ魅力あふれるプログラムであった。
3つすべてに参加させたいと思えるほど中身濃く意義深い内容であったように見受けられた。

島国意識が薄れそれに囚われぬ程度には世界を体感できたことだろう。
それら経験の結実が楽しみである。

さらに増す意欲で彼らは目標に向かって邁進していくに違いなく、世界水準の達成を果たす人物がここから生まれてくることもまた間違いのないことだろう。

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Photo by Ian Waldie