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KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

洗面台の前に男二人

朝、一階で長男と横並び。
洗面台の前に揃って並んで身支度する格好となった。
わたしが左の洗面台、彼が右。

鏡に映る相手に向け互いに言葉を発する。
目線の高さも話す内容もいっぱし男子。

まもなく身だしなみも整って、身を切るほどの寒気の街へと彼は飛び出していった。

もう少しで揃っての冬休み。
あと一踏ん張り頑張ろう。

一階の洗面台など、あまりに見慣れて日頃意識にものぼらない一角である。
が、たまには日常の前面に躍り出て、心に残るシーンの舞台となる。

かつて二男とも横並びになった場面があった。
日記は便利。
ひもとけば即座に過去が蘇る。
溯ること4年前、2012年11月14日の日記に記載があった。

あの頃、彼らは小さかった。
いまの風貌からは隔世の感。
我が家にチビっ子が二人。
そんな時代が確かに存在したのだった。

すっかり忘れてしまっていたが、一緒に風呂につかって本を読んで過ごすようなこともあったのだと日記を読んで思い出した。

その一コマに洗面台が登場する。
本に没頭し、のぼせてしまって小休止。
二男と洗面台の前で過ごした様子が綴られている。

ひととき満ち足りたような感傷の時を過ごして、クルマで出発。
ようやく金曜日。
今朝、FM COCOLOのDJは池田なみ子さん。
選曲はやはりクリスマス・ソングが中心だ。

金曜は特別。
他の日に比べて気分がいい。
くつろぎの渦中にあるよりも、くつろぎの一歩前にあるときの方が心楽しいからだろう。

世間水準という外側の物差しで測れば、わたしなど風采上がらぬちっぽけな存在。
が、幸福感についても内弁慶が存在するようだ。
ボロは着てても心は錦。
明日をも知れぬ身のくせして内を照らせば外面ほどは悪くない。

どちらもいいに越したことはないが、逆になるよりはましだろう。

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Christmas in London during the “Great Smog” of 1952.