KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

母親冥利に尽きる朝の光景

依然冷え込みは厳しいが、空の白み始める時刻がだんだん早まっている。
春の到来を告げるカウントダウンが始まっているようなものと言えるだろう。

気持ちまで高鳴って明るくなる。

息子らが起き出し、リビングをあっちへ行きこっちへ行きしながら、朝の身支度を始めている。
家内はキッチンに立ち朝食を用意し、子どもたちが持つ弁当の仕上げに余念がない。

わたしは今朝ゆっくり目の出勤。
ソファに腰掛け、日頃は目にしない我が家の朝の光景を部外者みたいに興味深く眺める。

リビングの大窓からは青空がのぞく。
所々、ふんわり流れるみたいに薄っすらとした雲がかかっている。

その空を何羽もの野鳥が横切っていくのが見える。
昨夜の強風の余勢に乗るかのよう、羽ばたきっぷりが小気味いい。

風に乗って空を突っ切る飛行の軌跡がこちらの気分まで解き放つ。
伸びやか自由で清々しい。

朝はなんて素晴らしいのだろう。

男子であるからあっさりしたもの。
すっかり息子らの身だしなみは整った。

分厚いカラダに、精悍な紺系色の制服がよく似合う。

朝からボリュームたっぷりのメニューが食卓に並んだ。
食べてこそ男。
二人してガツガツ食べる姿が頼もしい。

家内からすれば、母親冥利に尽きるというものだろう。
たいへんだけれど作り甲斐あって、食べる姿がそのまま母への暗黙の賞賛となる。

毎朝の家内の充実を目の当たりに見て、こういうのを幸せというのだろうとわたしは思った。

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Henk Jonker,  Laundry in the Wind Volendam, The Netherlands