KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

「それからそれから」と自身に一声かけてみる

漫画を読んでいてふと気付く。
続きはどうなるんだろう。
数歩先を急くように、素朴に楽しんでいる自分がいる。

読み始めた「リングにかけろ」は中盤を過ぎ、一気に現実世界から離陸していく。

そこからは荒唐無稽とも言える高度を航行する物語となるが、だからといって呆れて興ざめるといったことは起こらない。
ますます引き込まれていく。

技の呼び名もナイーブすぎてぽっと頬に赤味が差してしまうが、女性誌が生み出す造語の数々も同じようなもの、いちいち気に留め恥ずかしがっていては先へは進めない。

続きを楽しみにする、という感覚を漫画によって久方ぶりに味わった。

単調な日々を送る中年男子は、日常に埋没し過ぎて、「次はどうなるのだ」というハラハラ・ドキドキ感と無縁になりがちだ。

が、誰であれ日常の合間合間、ハクション大魔王のそれからおじさん的な合いの手はあった方がいいのだろう。

次は、どうなるのか。
そういった目線を意識的に取り入れれば、無味無色の日常も、少しは彩り豊かになって、面白く感じられるようになる。

試しにやってみればいい。
数歩先について思い巡らせ、「それからそれから」と自身に一声かけてみる。

不思議なことに、心はやって次への一歩に前向きになれる、ような気がしてくるではないか。

もちろん度が過ぎれば毒となる。
過激に前向きになってしまうとギャンブル依存などになりかねない。
何事もほどほどが肝心。
スパイス程度に日常に振りかけるのがちょうどいいのだろう。

週末金曜の業務をまもなく終える。
この空間の主人公は、僭越ながらわたし。
わたしはこの後、風呂に寄って帰宅する。

それからそれから。

明日は朝一番で関空に乗りつける。

それからそれから。

思ったとおり。
それからそれからの合いの手で、なんだか今から楽しみがいや増しとなってきた。

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photo by Stéphane Duroy - Easington Great Britain, 1992.