KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

がんばれ大阪星光

今年の大学進学実績は、それを価値の第一に置かない学校であるにしても見劣りするものであった。

学力において抜きん出た強みあってこその地の塩、世の光であるはずで、そこが脆弱化すれば理念の標榜も憚られるというようなものだろう。

もちろん今回の結果のみを捉えて全体を評価できるものではない。
さすが大阪星光という地力備えた学年もあとに控えている。

その出番がくれば、今回の不振自体が忘れ去られ掻き消えることになるのが目に見えている。
だからこそ、喉元過ぎればということにならぬよう、学校として今回の結果について検証が為されるべきだろう。

問題点は明らかだと思える。

安定的に一定レベル以上の生徒が入学しているにもかかわらず、これが同じ学校なのかというくらい、学年によって「結果へのコミット」に強弱の差が存在する。

全く心配のいらない学年があって、その一方、ごくまれに歯がゆく見える学年があって、平然と同じ学校のなかに同居している。

夢を持ち希望に胸を膨らませ入学した生徒がその学力に見合ったストレッチを得られないのであれば不憫に過ぎて、学年の当たり外れや運不運で片付けていいはずがない。

今年、大阪星光と同様に進学実績振るわなかった西大和については、いち早く父兄に向けてアナウンスがあった。

学校自体の改革の過渡期にあって学年によって生徒の粒も異なれば、進路指導についても大きく舵を切ったばかりであり、一種のプラトー現象として、現状は説明できるようである。

学年を下に追うごとに力ある生徒の粒も揃って、教師らの尽力はあいかわらず半端ではない。
理想と現実が噛み合うのも間もなくのことだろう。

大阪星光においても結果から目を背けず、父兄に対し何らかの総括と今後についての説明がなされてもいいように思う。

他校の良い部分を参照すれば、大阪星光の長所を活かした方向性は容易に見出だせるだろう。

甲陽がするように中学に入った初っ端から獅子千尋のたとえのごとく父性的な強烈さで鍛えるというやり方を多少なり見習ってもいいだろうし、また、西大和がするように進学について全校統一的な目標を掲げ父兄と共有するという在り方も参考になるだろう。

そういった前向きな変革のプロセスを通じてこそ、教師間のチーム意識や学年を横断しての連帯感も高まって、それらすべては生徒自身が得る益として還元されることになる。

全校一丸とまではいかずとも、暗黙の了解事項として果たされるべき目標レベルが設定されるだけでも活性が生まれ、あの地の利である、更にめざましい発展を遂げる学校になることは間違いない。

幸いなことにここ数年、ご意見番として大阪星光同窓会の存在感が増している。
今回の結果について何らかのフィードバックが学校側になされ、結果に結びつく体制がより盤石整えられることになるだろう。

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George Silk - Pittsburgh, October 1960.