KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

トラキチはへこたれない

この日、長男が学校の友だちを誘って甲子園球場に赴き、森先生から譲って頂いた貴重なチケット4枚分の座席を占めた。
三塁側フェンスの手前。
まるで近所の公園で野球を見るみたい、グランド真横でのプロ野球観戦となった。

が、試合は初回のスミイチで決した投手戦。
タイガースは得点を上げることができず、ヒットも僅か3本に終わった。

空舞う大飛球を目にできるはずもなく、負けて悔しく気持ちも晴れない。

それでも彼ら四人はけなげにも声援を送り続けたのだろう。
帰ってきた長男の声は枯れ果てていた。

このままでは終われない。
彼はそう言った。
手も足も出ないような完膚なき敗北を見せられて、地元トラキチ、このまま引き下がれる訳がない。

彼ら4人は捲土重来を期すと誓い、甲子園に再集結する日について綿密に話し合った。

もう高校生である。
本来であればプロ野球など二の次三の次であっていいはずであるが、負けじ魂に火が点いてしまった。

今回は二男が合宿先にいて留守だったのでチケットの行く先は容易に決まった。

次回、チケット舞い込めば、まずは我が家のトラ同士が戦うことになる。
そんなトラキチを傷つけぬよう、甲子園においてタイガースは不敗であるべきだろう。
肝に銘じてもらいたい。

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via Roger Viollet-Coleções.