KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

忙しいのはいいことだ

忙しいのはいいことだろう。

余計なことを考えずに済む。
もし暇ならろくでもない。
思考のエネルギーを向ける先がなく、ああでもないこうでもないと出口のない問いにかかずりあって悶々とするようなことになるのだろう。

すべてが針小棒大となって他人から見ればどうでもいいようなことを思い煩うのであろうから、ノイローゼと診断されてもおかしくない。

忙しければ不毛な問いの出る幕はない。

激忙のA波と位相の異なる煩忙のB波が互いを打ち消しあって、ちょうどノイズキャンセリングのメカニズム、そこに静けさが生まれることになる。

嫌なことは頭に浮かばず、心配事も長続きしない。

怒涛の波状攻撃を受ける渦中に見えて、どっこい平穏。
夜の海の荒波を受けて青く発光するウミホタルのようなものと言えるかもしれない。

バタバタ慌ただしい間隙を縫って瞬間現れるのが幸福。
熱気包まれ集中し通しの一日を終え、つくづくそう思った。

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Stanko Abadžić, A Day When Everything Goes Wrong, Prague, 2000.