KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

ただ書いただけの日記4

大阪市内ならどこでも電車で行けるという訳ではない。
線路の敷設は進んでいても実際に人を載せた電車が通るのはまだ当分先、といった地域がある。

それでわたしは市内へとクルマで繰り出すことにした。

運転しつつ知ることになる。
今日は天神祭。

不思議なことであるが、天神祭の日には必ず南森町を通りかかってきた。
路上で配られる団扇を毎年毎年受け取ってきたが、この日はその光景を運転席から横目にするだけとなった。

大川を過ぎ左折し川沿いの道を北上する。
いつもは空いているのに狭い車道に鈴なり車両が停車していて、進むのに難儀する。

土手に目をやると様々な屋台がずらりと並びそれが延々と続いている。
走れど走れど、果てしない。

なるほど確かに日本三大祭に数えられるだけのことはある。

用事を終え今度は天神橋経由で南森町へ戻る。
天神橋経由であるから、必ず福効医院の前を通ることになる。

そこを左折してから渋滞が始まった。
さっきよりも明らかに人出が増して車両の量も増えている。
クルマが前に進まない。

ふと思い当たる。
今日は25日、いわゆる五十日。
クルマひしめくのも当然で、えらいこっちゃと思うが後の祭りである。

なんとか堺筋本町までたどり着き用事を済ませ、また車上の人となって渋滞のなか閉じ込められることになった。

夕刻間近の本町通り、車両があふれ西方向へと流れない。
原因は分かっている。
東芝ビルにスタバがあってその前に何台ものクルマが路駐している。
それが、本町通りの動脈瘤となって一車線を塞ぎ、クルマの流れをせき止める。

巨大河川とも言える御堂筋が氾濫し、身動き取れず立往生するクルマがひしめき合って睨み合う。

電車であればとっくに事務所に戻って書類作業に取り組めたはずが、貴重な午後の時間の大半をクルマのなかで過ごすことになった。

手が塞がっており何もできず、目は開いてなければならず疲労が溜まる。
クルマは前に進まず仕事も前に進まない。

仕事に充てるべき時間を失うことの痛恨を噛みしめつつ、挽回すべく今夜は遅くまで仕事することになる。

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“Like a running blaze on a plain, like a flash of lightning in the clouds. We live in the flicker.” - Joseph Conrad  via Hermitage Ⅱ.