KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

異能の雑技集団

いったん自宅に戻り着替えてから甲子園球場に向かった。

 

途中、とりよしの焼き鳥を買う。

甲子園で野球見るなら必需の品である。

 

バスに揺られ10分。

 

球場周辺はお祭りでもあるかのように賑わい、そこに混ざるだけで気持ち華やいだ。

 

待ち合わせ場所は4号門前。

いざ、行かん。

気合を入れて球場に足を踏み入れた。

 

ゲートからグランドが覗き見える。

照って光って神々しい。

 

席は1塁側ベンチの真上。

前から3つ目。

ほぼ最前列でグランドに接する場所だった。

 

友人らが野球するのを眺めるような気安い距離感であるが、バットの振りの鋭さやカラダの厚みと俊敏は、そこら友だちとはかけ離れた域のものであり、選手らが異能の雑技集団であることは一目瞭然であった。

 

菅野、秋山のボールのキレは只事ではなく、ドリスやマシソンの157kmも凄かったが、高橋や池田の138kmも左腕であればこその迫力でまったく遜色なく、往年の大野や川口の球など間近でみれば迫力満点であっただろうと想像し、ミットに吸い込まれる球を見るだけで飽きることはなかった。

 

そんな速い球でもプロの打者は打ち返し、ときおり上がる大飛球の軌跡を、打ち上げ花火でも見上げるかのように目で追って、子どもの頃に見て目に焼き付いた掛布のアーチなどを思い出していた。

 

そんな天才らの美技を鑑賞しつつビール飲んで焼き鳥をつまむ。

台風18号が迫るからだろうか、ひときわ風が心地よく、快適至極な野球観戦となった。

 

時折、安本先生が選手に声援をおくる。

ベンチの真上であるから、当然、選手の耳に届く。

的確な助言と心ある励ましに、タイガースの選手らは大いに勇気づけられたに違いなかった。

 

延長12回引き分け、見応え十分見どころ満載のゲームであった。

 

球場を出てまもなく、家内がクルマで迎えに来てくれた。

JRの駅の近くでおろしてもらい家内に手を振り、二人で阪神巨人戦についての反省会。

 

翌朝、わたしは薬局に駆け込みヘパリーゼセット(ヘパリーゼのドリンク2種に錠剤10粒)の助けを借りねばならなかった。

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福留対菅野 2017年9月14日 甲子園球場