KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

男二人で鮨食う年末

2017年最後の土曜日。

上の息子と事務所で過ごす。

 

下の息子は昨日でハードワークの行程を踏破し終えて、一足先に歓喜のオフに入った。

いまごろは家でくつろいでいることだろう。

 

わたしと上の息子はオフとは無縁。

明けて見れば心まで透き通るかのような快晴、そんな日の未明から地味に寡黙に作業に勤しむ。

 

年末のしんとした空気に心落ちつくからだろう、普段よりも集中して取り組め業務がどんどこ捗りますます熱心さが増していく。

 

昼になって息子を誘って並びにある鮨屋のカウンターに座った。

はじめて寿司を食べる田舎育ちがするみたい、大トロを皮切りにウニ、イクラ、ウナギ、穴子と単純至極、メジャーな線から順に頼んでいく。

 

頼むペースも無粋そのもの。

まるでしりとり。

頼んだ先から間髪入れず次の握りを注文していく。

 

そして朝から根を詰めているからだろう、いくら食べてもお腹が膨れない。

寿司へ寿司へと意識が向いて、それで会話の内容がノーガードになっていった。

 

親父のときはどうだった?

おれのときはこうだった。

 

自然そんな話になって、今まで開陳したこともないエピソードを語ることになった。

しようと構えて生まれる会話ではなかった。

 

トロタクを締めにし店を出ると息子の電話が鳴った。

友人らが家の近くにいるらしい。

 

うちの家で勝手に遊んでていいよ。

そう告げ彼は電話を切った。

 

そうそうまだ当分しばらく根を詰める時間が続く。

事務所に戻り、わたしは二人分のコーヒーを淹れた。

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Arthur Leipzig, Brooklyn Bridge, 1946.