KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

根性出しても頭は働かない

先週金曜のこと。

朦朧となったのは前夜無理して走ったからに違いなかった。

 

木曜の夜、疲労を覚えていたが走ればすっきりすると思ってジムへ行き、だるいと感じつつも何とか根性出してノルマをこなした。

 

それが裏目に出た。

疲労は解消されるどころか倍増しとなっただけだった。

 

金曜は朝から頭に靄かかったみたいであり、どんな思考も膨らむ前にすぐさま弾けた。

 

こんなときは仕事にならない。

長年の経験で知っている。

根性で走ることはできても、根性出しても頭は働かない。

 

疲労も重度になると軽いウツのような状態になる。

三桁の足し算すらする気がなくなる、と以前ウツを患ったという人に聞いたことがある。

 

いつもはスイスイ進む作業であるのに取り掛かる気がしない。

真っ赤な深紅の赤信号という状態と言え、まず何より疲労を取り除かなければならなかった。

 

それで午前中からマッサージ屋に向かったのだった。

 

寝そべること90分。

重力に抗う気概も精彩さも失った全身に、人の手伝いでエネルギーが注がれる。

とろりほぐされ、うめいて嘆いて焦土と化していた精神がすっかり刷新されて新天地がそこに生まれた。

 

墜落寸前で持ちこたえ、また浮上することができた。

月曜には爽快感さえ覚えるほどサクサクと仕事が進んだ。

 

だから日頃から疲労にはよくよく注意を払い、いい仕事ができるよう何も用事なければ普段はさっさと帰ってそのまま横になるようにしている。

 

かつて連日のように飲み歩き夜更かししたのは若く体力があったからではない。

単なるアマちゃん。

仕事に対する矜持を欠いていただけの話であった。

 

見渡せば、できる人はみなそうしている。

もっと早くからそうすべきであったが、スタート地点は人それぞれで人生いろいろ。

これがわたしの等身大なのだと納得するしかない。

 

昨日月曜の夜、わたしの帰宅が一番早かった。

日曜夜に引き続きなか卯で夕飯を済ませ、いつもどおり和らかの湯でくつろいだ。

風呂場でも寝床でも炭酸水を飲み、カラダも内から浄化した。

 

10時を過ぎ、任務を終えた息子らがそれぞれ帰ってきた。

二人の夜食が階下で始まる。

 

食欲旺盛で体力あるのがいちばんいい。

息子らがにぎやかがつがつ食べる物音が、わたしをひとり安眠へといざなった。

f:id:KORANIKATARUTOKIDOKI:20180410174028j:plain

“I am a cage, in search of a bird.” ― Franz Kafka