KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

辺り近処

目の前に公園がある。おじさんが寝ていたり、鳩が群居していたり、食い散らかした残飯を野良猫が漁ったり、日中から不登校の不良がたむろしていたりということがなく、とても清潔キレイな公園である。

 春にはサクラが咲き、花見客がのんびりくつろぐ。夜は子らと星を見る。

地域住民の取組みが大きい。毎日掃除されている方がいらっしゃる。
今朝もまだ暗いうちから、公園を掃除してくださる方々がお見えであった。
(条例レベルではいけないことかもしれないが、)花を植え世話する方もおいでである。
週末にはボーイスカウトが抜群のチームワークと規律の良さで一斉に掃除に取り掛かる。

公園だけではない。この町に越してきた当初、「たばこの吸い殻落ちてないヤンか」という素朴な感動を覚えた。
もちろん、行儀のよくない人間はどこにでもいて、駅から帰宅途中のサラリーマンがポイ捨てしている場面をチラホラ目にすることもあるが、それをちゃんと掃除する自浄機能が地域に備わっている。

この町に来てかれこれ5年。子供の学校環境を考慮し長男の小学校入学を期に、大阪市を後にしこちらに越してきた。長男はいつの間にかもう小学5年生だ。
5年経ったが、飽きることなくこの街の素晴らしさをいまもって反芻し味わう毎日である。日々礼賛。

地勢が平坦で、区画が碁盤目。道路幅広く、街は整然。朝に夕に街が陽に映える。
 西側間近に山々が臨め、東側には河川が南北に流れる。河川敷は絶好のジョギングコースだ。そして南に行けばほどなく浜と海にたどり着く。

地盤は自然堤防であり排水性もいいらしい。 河川が大氾濫すれば百年に一度くらい1階部分に浸水があるかもしれないというが、土砂崩れの心配はないので、よしとしよう。

今、子らが公園のグランドでラグビーをしている。その様が窓からよく見える。
 いずれ子らは巣立って行くだろう。その後どうするか。
そんなことを頭の片隅で考えつつも、この町について子らに書き残して置くのであった。