KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

やせる感じがたまらなくいい

朝食を抜くという新しい食生活にもすっかり馴染んできた。
食欲の抑制効くのが最大の効能と言えるだろう。
ふらふらと街の飯屋に吸い込まれることがなくなった。
空腹に慣れた状態なので、ぐっと踏み止まることができる。
そこで持ち堪え、事務所や車中で弁当を食べるのだが、ひとつ困ったことが生じた。

朝4時に起きヨーグルトを飲み、頭にリキ入らない時は、ハイチュウを2,3粒かみしだく。
それで午前を過ごすので、昼に弁当がどっと腹に入ると、これはもう一気に眠くなる。
これはもう昏倒するほどの、まるで悪戯目的の暴漢に羽交い締めされクロロホルム染み込ませたハンカチで口鼻覆われ意識喪失するような、何をされても分からないといったガックシ感としか言いようがない。

突如降り注いだ恵みのカロリーに体内の機能が持ち場そっちのけで歓喜し胃腸に押し寄せ、脳ミソが全くお留守になるという状態になるのだろう。
仕事に臨む後半戦、これでは弱小相手でも予選突破すらままならない。
そこで一考案じ、家内に伝えた。

手の凝った弁当は嬉しいが、眠くなるので有難迷惑である。頼むから弁当は作らないでくれ。
相当な空腹状態でする昼食はごく小食にすべきなのだ。
それで、昼はナッツまたはいわしっ子を齧るだけにした。

新しい生活習慣に基づく秩序が生起定着しつつある。
朝は5時には起きる。
事務所で朝食。
飲むヨーグルトとハイチュウ。
昼食は野菜ジュースに、あてはナッツか、いわしっ子。
夕食は惣菜などを買い事務所で済ませクルマの時は泳いで帰りそうでなければ歩いて帰る。
就寝前、飲酒の代わりに読書でも楽しみ、時間が来れば子を迎えに行き12時迄には何とかベッドに入る。
土日も祭日もなくそのように暮らす。
そこらの生臭坊主よりは遥かに坊主らしい髪形であり質朴な日々である。

ウエストが締まり始める兆しが心地いい。
そして、先々、自分に合った新しい服がいるという意識が芽生えてきた。
これまで服など欲しいと思ったことなかったのに。
服は、自尊の念と強く結びついているに違いない。

意識していなくても、実は求める体型イメージというのがあって、それに近づき始めると、もう醜い姿を晒さずに済むと心が躍動し、恥じて隠れていた自尊心が姿を現すのだ。

昼夜食い散らかし膨張を続ける頃の誰がデブやねん誰がハゲやねんといった気負った自尊心ではなく、自然にすっと身に備わる柔和な自尊心といったものだろうか。

さて、関門は会食の席だ。
一杯の酒がこの秩序を破壊し暴飲暴食の扉を開きかねない。
例えば、イタリアンや中華の一流店で、最高のワインや紹興酒を勧められ、それを断りペリエにする、これができればカロリーとアルコールに支配された暗黒時代が終わり、再生の新世紀が晴れて始まることになる。