KORANIKATARUTOKIDOKI

子らに語る時々日記

ぐるり見渡し母の力に行き当たる


クルマで事務所に戻りつつ上方温泉一休に寄ってサウナで汗を流す。
夕方のニュース番組は小保方さん一色だ。
サウナに集うおじさんたちは皆が皆「べっぴんさん」びいき。
ちんちんぶらぶらニュースを注視し、小保方さんは陰謀ではめられたのだ気の毒にと、ちんちんぶらぶら気色ばむ。

ニュースから目が離せずいつもより長めにサウナに入ることになった。
全身の孔という孔すみずみまで清浄され爽快になった一方、小保方さんについては結局何が何やらますますもって分からない。


日差し強い一日であった。
運転しているだけで汗ばむ陽気。
かといって冷房入れると今度は寒い。
窓を開ければ花粉が怒涛で舞い込む。

サウナでさっぱりし、夕刻の風に吹かれ事務所に戻る。
二男を塾で迎える夜10時まで明日の支度でもして時間をつぶす。

長男から電話が入る。
今年からスタートする講座の選抜試験に受かったという。
これで中2にして超本格的勉強の開始となる。
なんと頼もしい学校だろう。

部活にラグビーに勉強に、とことんやればいい。
世のため人のため、いつか役立つときが来るだろう。

月月火水木金金、我が家男衆の一週間は君たちの生前からこのように定まっているようである。
妻を娶るならこのリズムを意に介さず、亭主元気で留守がいいと高らか歌える女性でなければならないだろう。
要は、あまり考えこまず、陽気でタフな女性がいいわけだけれど、だからといって、頭がパーだったり、根がヤンキーな人だと、消耗戦強いられることになるのでその加減には注意しなければならない。


今から32年前の春休み、小6となる私は阪神受験研究会の公開テストを受け、七百何十人中、715番であった。
ビリみたいな成績だったのに入塾かない、当初はちんぷんかんぷんな沈鬱な時間を過ごし、やがては要領掴んで何とか浮上することができた。
拘束の長い猛烈な塾であったが、それでも一日最長9時間くらいだったのではないだろうか。

気がつけばいつの間にか自分の息子が長男は中2で二男は小6になった。
当時の私とは比較にならない域のハイレベルなハードワークを平気でこなし、アホ父をはるか凌駕する知的成熟を見せる。

これは一体何なのだろう。
遺伝と言うなら話が通らない。
子らははるかに私を超えている。

ぐるりと見渡して、いつもの通り、君たちのママに行き当たる。
君たちが、強くなること、元気になること、楽しくなること、君たちにすべて良いことを注ぎ込んできたのは、母親である。
私は何もしていない。
仕事に明け暮れていただけ。

忘れないよう記しておこう。
赤ん坊の頃から自転車に乗せプールに運び、ああ当時は今より貧乏だった、兄弟交互に送迎するため二往復し、フットサルでも週二回はクルマでピッチまで二往復し、世界の昆虫を見せに展示会に走り、科学館で星に触れさせ、食事作りはいっさい手を抜くことがなく、必ず夜は読み聞かせし一緒に寝、最近であればラグビーの送り迎え、塾の送迎も怠らず、常に最善のものを君たちにもたらしつづけてきた。
その上、私抜きでも海や山、日本の風光明媚に君たちを触れさせてきた。

これはもう、そのような母を選んで君たちがやってきた、ということなのであろう。


アクティビティでの特筆は芦屋ラグビーだろう。

良き方々に出会えることができ、子らが目に見えて成長した。
ちょっと感動するくらいの成長だ。

そして、成長は、目減りすることがない。
もらいっぱなしの丸儲けである。

子の成長に感慨もひとしおとなる。
いろいろな人からエネルギーもらって、ちょっとした挫折ですら丸呑み糧にしますますどんどんどこまでも現在進行形で男っぷりをあげていく。
こんなに興をそそる見ものはない。